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富とお金

2017/03/01(水)

釣り人が狙うもの、それは、、

こんにちは、石田です。

春一番?なのかわかりませんが、
このメールを書いている今日は
午後に入ってからずっと
ものすごい突風が吹いています。

気温もまだ低いので、
寒い&突風は結構キツイですね(苦笑)

3月に入り、徐々に暖かい日も
増えてくると思うのでそれまでの辛抱です。

皆さんも体調を崩さないよう、
この時期を乗り切ってください。

さて。

先日、早めの昼食を取り、
午後から事務所のスタッフと釣りに行きました。

この時期は前述したように気温が低かったり、
風が強かったりする日が多く、

たまに天候に恵まれたかと思うと、
ちょうどその日はコーチングセッションの予定が入っていたりで
なかなかタイミングが合わず、釣りに行けません。

そんな中、この日は

「天候良し。仕事の予定も無し。」

という滅多に無いチャンスだったわけです。

なかなかこのようにタイミングが合うこともないので
せっかくなので久しぶりに遠出をすることにしました。

午前中からコマセ(撒き餌)の準備をして準備万端。
近くに釣具屋もない場所なので忘れ物がないように
しっかりチェックをしていざ出発。

高速に乗って走ること1時間、
ようやく釣り場に到着しました。

幸い、ポイントには先客が1組しかいません。

しかも「イカ狙い」のようで、
私たちとは「獲物」が違います。

これはいいぞ!ということで準備をして釣りスタート。

 ↓
 ↓
 中略
 ↓
 ↓

夢中で釣りを楽しんでいる間に
さあどれくらい時間が過ぎたでしょうか。

あたりはすっかり暗くなり、
気付くともう帰る予定の時間です。

しかし・・・・。

さすがにボーズ(魚が一匹も釣れないこと)では
ありませんが、この時間になっても
クーラーボックスの中はかなり寂しい状況です。

残念だけど、そろそろ帰ろうか!
次、リベンジ頑張ろう!

というわけで、スタッフと傷をなめあいながら
軽いクーラーボックスを抱えて帰路につきました(笑)

エサを買い、

仕掛けなど、足りない道具を買い足し、

ガソリンを使い、

ついでに往復の高速代も使い・・・。

これらの経費を足し算し、
僅かな獲物を魚屋で売っているであろう金額に換算し、
現金ベースで引き算すると、
「どう考えても大赤字」です。

普通に考えて
「この経費の総額があれば、魚屋で高級魚が買える」
でしょう。

でも、
「それでもOKなのが一般的な釣り人の価値観」
なのです。

楽しく釣りが出来れば、仮に大赤字であったとしても
そこにはお金では買えない充実感があるので、
その結果を「良し」とできるのです。

しかし、、、

魚を獲ることを生業としている「漁師さん」は違います。

漁師さんは魚を獲ることで「実利」を得ますので、
赤字だと大問題です。

つまり、
「稼ぐために魚を獲っている、レジャーではない。」
ということです。

では、私たちが普段から取り組んでいる
トレードはどうでしょう。

トレードは
「お金を稼ぐために取り組む行為」です。

そう、漁師さんが魚を獲るのと同じで

大切な資産を投じて、
今後必要としている「何か」を手に入れるために
普段からリスクを負って、リターン(実利)を狙います。

人によって「何か」の大きさは違うかもしれませんが
場合によっては老後の生活を支える。など、
大きな目的のために取り組んで切る方も
実際にたくさんいらっしゃいます。

ただ、
多くのトレーダーと接していて思うことは

「トレードを無意識的にレジャー(ギャンブル感覚)
として楽しんでいる方」

が意外に多く、なかなか減らないということ。

まだ勝ち続けるトレードスタイルが確立されてもいないのに
デモトレードをせず、過去検証もしっかり行わず、

目先のマーケットに乗り遅れまいと

「平気で現金を使う。しかも大きく突っ込んだりする。」

そんな様子を目にします。

冷静に考えてください。

勝てもしない技術で現金を使えば、
「その現金が無くなるのは至極当然のこと」です。

よく、

「デモトレードは実践のトレードの時の
感情の状態と違うので意味がない」

という人がいらっしゃいますが、それが

「勝ち続けることが出来るトレーダーのセリフ」

であれば、まだ良しとできます。

しかし、そうでないのであれば、
しっかりと理解する必要があります。

そもそも
「デモトレードでも満足に勝てなければ、
実際のトレードで勝てるはずもない」
ということ。

しつこく何度も言いますが、

あなたのトレードに対する価値観は
「お金を稼ぐためにやる」ということのはずです。

それがいつの間にか現金を使うことで

「買った負けたに一喜一憂し、興奮を覚え、
ギャンブル化する。」

という状態に陥ってはいませんか?

あなたが
「そんなことないよ!大丈夫!」
と自信をもって答えてくれるなら安心です。

もし、

「あ〜ちょっと耳が痛い・・・。」

ということであれば、
今一度自分のトレードに対する価値観を再認識し、

「1日でも早く、行動パターンを改善する」

事をお勧めします。

プラスマイナスゼロの状態から

一度1万円の損失を出してしまうと、

「そこからプラス1万円にするためには
2万円の利益が必要である」

という意味を正しく理解してください。

あなたが取り組みを変えれば
必ず良い結果が得られます。

それではまた!

 

 

 

(66)件のみんなのコメント

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この記事に寄せられたコメント一覧

  1. boyon より:

    石田様

    今日のブログ経験あります。しかも負けると悔しくて後先考えずまたリベンジトレード。
    そして結果は?  当然オオマケ。大損失。 これじゃあダメと思いながらまたやってしまう。

    でもようやく自分に合うルールを作り、まずオオマケを排除、リベンジトレード禁止、
    勝ち逃げなど。まあ、大勝ちは今後の楽しみとして、つまらない損が激減した分、収支改善と
    いったところでしょうか。

    デモトレードでもテーマを持って試してます。判断が非情に良かったトレードの
    再現を出来るようになるまで何度も試すと、ぼんやりわかることも出てきますし。

    石田さんのお話大好きで欠かさず読んでおります。
    今後も私達迷える子羊に行くべき道筋をご指導ください。

  2. 匿名希望 より:

    いつも素晴らしい投稿ありがとうございます。
    文章を読んでいて”愛情”すら伝わって参りました。
    石田さんのお話しは、巷の”それ”とは違い”なぜそれがいけないのか”を分かりやすい実例や例えを交えてお話し下さるので、理解も非常に深い所まで落とし込めますし、これまでの間違った認識を素直に改善しようと抵抗なくスーっと入ってくるのでとても勉強になりますし励みにもなります。
    引き続きご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。
    本日も貴重なお話しありがとうございました。

  3. ふーさん より:

     楽しい話、耳の痛い話いつもありがとうございます。私も釣りがすきで、釣りで覚えた事が役にたってます(岩魚釣り)。本で読んだとうりのつもりのポイントと、流し方が初めのうちはまるでつれません。長年やってると自分流が出来て、少しは釣りが楽しめるようになりました。改めて本を読んで基本道理だと気付かされます。釣れるところ(魚が多く、すれてない)で釣らないと、釣れないし、上達もしない(岩魚の場合、人があまりこない山奥に入る)。普通の釣り場は釣れる時も釣れない時もある、釣り名人はこんな場所でも釣るが、私には無理、地道にコツコツと釣って行くと、シーズン終了(釣り期が決まってる)には冷凍庫に結構魚が溜まります。年寄りは気長に自分流に取り組んでます。

  4. ひぐま より:

    ありがとうございます。今現在デモで、トレーニング中ですので、心に響きました。

  5. masae より:

    本当に!・・・耳が痛い話です。大損をして落ち込んで、メンタル鍛えて再挑戦。

    それでもなかなか勝てず、マイナスを取り戻すことがいかに大変か。もう少し真剣に再度でもトレードで鍛えなおさないとだめだと反省しました。

  6. 匿名 より:

    投資教育ビジネス販売を生業としている方が、ここまで、本質に迫った提言をしている方はなかなかおられないですね。
    ですから私はDailyWealth社を信じ、今、維新の介プログラムを賢明に勉強しています。
    これをマスターし、安定的勝利ができるようになったら、石田プログラムに取りかかりますので、今しばらくお待ち頂けますようお願い申し上げます。

  7. kitako より:

    いつもお世話になっております。
    老後生活の足しにしようとFXを始めました、パチンコ等ギャンブルは一切やらないことにしていますが石田さんのおっしゃるギャンブルになってしまいました。
    先月100pips以上の損切りでかなり落ち込み、立ち直るために現在晩酌を禁止して再度頑張っております。
    これからも宜しくお願い致します。
    老後破産しそうなトレーダーより。

  8. ゴチエン より:

    御忠告有難うございます。
    「トレードを無意識的にレジャー(ギャンブル感覚)として楽しんでいる方」→→→「稼ぐために魚を獲っている、レジャーではない。」
    注意します。